- 2024.9.2ABCマートガレージセール開催
物流拠点として知られる戸田市では、大型車両による夜間の路上駐車が事故を誘発するとして、市民から改善を求める声が上がっていました。戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会は、地元の倉庫会社と運送会社、そして戸田市が連携して路上駐車トラックによる事故撲滅を目指す取り組みを行っています。
戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会は、埼玉県南部に位置する戸田市で、物流拠点として倉庫需要の高い地区であるため、恒常的に大型車両の違法路上駐車が多くなっていました。
これにより「通行の妨げ」や「事故の誘発」のリスクが生じていました。特に夜間帯では照明を消した状態で道路の両側に駐車され、突然トレーラーや大型トラックが現れ、追突の危険が多発していました。
この問題を解決するため、戸田市及び蕨警察署と地元の営業倉庫、貸し倉庫、運送会社が連携し、戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会を平成15年(2003年)に発足させました。
協議会は、トラックの違法駐車による事故を撲滅することを目指しています。その一環として、夜間使用していないボートレース戸田のバスターミナルを夜間無料駐車場として開放しており、路上駐車トラックに衝突する死亡事故ゼロ件に大きく貢献しています。
戸田市は賛助会員として協議会に加盟しており、今後も駐車場の利用拡大に向け、戸田市と連携して利用しやすい駐車場の環境づくりを進めていく予定です。当会は、この活動を物流企業だけで無く、一般市民の皆様や他業種の企業、市民団体にまで協賛の輪を広げるため、2007年に会則を変更しました。当会の目的に賛同くださる皆様の入会をお願いしています。また、ボートレース戸田と賛助会員企業が連携し、荷主企業のセール開催イベントなどの活動も充実させていく予定です。
貴協議会では平成15年の設立以来、戸田競艇場バスターミナルを活用した貨物自動車等の夜間の路上駐車防止対策を実施されており、市内の交通事故防止と安全な交通環境確保に多大なる成果を上げられております。
近年ではターミナルを利用する貨物自動車の台数も年々増加し、荷待ち待機や仮眠などの利用が定着化しており、ドライバーの安心安全、ひいては働き方改革の一助となっているものと推察しております。
交通の要衝である本市において、交通事故の防止は最重要課題です。蕨警察署の皆様にもご協力いただきながら、今後も貴協議会との緊密な連携によって交通事故の原因となる路上駐車が一件でも減らせるよう努力してまいります。
結びとなりますが、引き続きのお力添えをお願い申し上げるとともに、貴協議会の益々のご発展をご祈念申し上げます。
戸田市長 菅原文仁
戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会の皆様には、平素から交通事故防止活動に御尽力を賜り心からお礼申し上げます。これまで約20年の長きに亘り実施されている戸田競艇場のバスターミナル夜間無料開放活動は、戸田市及びその周辺で活動するトラック運転手が安心して駐車、休憩することができ、夜間の路上駐車対策はもとより、アイドリング騒音等の問題も解消できるなど、安全・安心な市民生活にも大きく貢献していることと思います。管轄する警察署長として改めて感謝申し上げるとともに、今後も夜間帯の交通事故防止のため末永く御尽力いただきたいと考えます。結びに、戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会の益々の御発展と会員皆様の御健康、御多幸を祈念申し上げ挨拶とさせていただきます。
蕨警察署長
協議会理事長
安全な交通環境を守るために、
持続可能な取り組みを
戸田市民の皆様、関係者の皆様
私たち戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会は、市内の安全と秩序を守るため、日々努力を重ねております。この協議会が設立された背景には、大型車両による路上駐車が増加し、それに伴う交通の安全性の低下という深刻な問題がありました。私たちは、この問題に対処するために、戸田市及び蕨警察署と連携し、具体的な解決策を模索してまいりました。
私たちの活動は、夜間の無料駐車場の提供に始まり、違法駐車による事故の防止、そして市民の皆様の生活の質の向上に貢献しています。現在、年間約6,000台程度の路上駐車を吸収し、事故の抑止効果をあげています。これらの成果は、協議会のメンバーだけでなく、市民の皆様、関係するすべての方々の支援と協力の賜物です。
今後も、私たちは戸田市の安全な交通環境を守るために、持続可能な取り組みを続けてまいります。皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。
戸田市貨物自動車等路上駐車対策協議会 理事長 飯島典常